KAMPO煎専堂だより①「グリーンドラッグ」(漢方薬・漢方茶)

~KAMPO煎専堂加盟店だより①~
『グリーンドラック』(埼玉県川口市)

グリーンドラックは埼玉県川口市郊外の住宅地にある、特長的な保健薬や漢方・漢方茶・自然食品と化粧品を柱に地域住民の健康・美容を支える典型的な地域密着型の薬店です。

日頃の健康維持から元気な生活、また医療ではなかなか良くならない難病や生活習慣病に悩む人のため、身近に役立てるような存在であり続けることが喜びで、馴染みのお客様だけでなくもっと多くの地域の人に健康に良い物や知恵を知って欲しい、と思っています。

KAMPO煎専堂への加盟を即決した理由は、漢方や自然食品は一般になじみが薄いことに加え、金額的なことでもお勧めするまでの関係性を築くには相当な労力が必要ですが、その意味で漢方カフェのような試みは間違いなくお客様の距離を縮める入口になると確信。また、1杯350円という手軽さとわかりやすさに「これだ!」と閃くものがありました。
元々売り場作りを工夫するのが好きで、コストを抑えながら手作りすることで、良い雰囲気を出すことができ、敢えてガラス張りの入口付近にコーナー化することで、道行く人が興味を持って立ち寄ってくれるようなアピールに繋げることに成功しています。
効果はてきめんで、すぐに「これって何?」と反響が寄せられ、近隣住民などから「1杯350円なら試してみようかな」との手軽な動機付けに対する感触も得られました。また、ハローキティ効果により、あまり馴染みがなかった若い層への訴求も順調にできています。
漢方カフェに取り組んだことで、本当の意味でお客様と向き合うことの大切さを改めて知りました。
漢方や健康食品など、根気よく生活や体質改善を導く提案では、お客様にも納得して続ける気力と意識をもってもらい、一緒になって取り組んでいける信頼関係が鍵を握ります。

KAMPO煎専堂での、椅子に腰かけて温かい煎じ薬を頂きリラックスすることで打ち解けて話しやすい雰囲気を作ることにより、もっとお客様との距離を縮めていきたいと思います。四角ではなく丸テーブルを使っているのも、カウンター越しのように対面では落ち着けないため、カフェの距離感と対話を意識したこだわりがあります。一方的ではない対話型コミュニケーションがとても大切と考えています。
お年寄りはもちろん、若い女性も慢性的な冷え症など日々の健康に悩みを抱える人は多いはず。そうした潜在的な層に働きかける取組みへと発展させていくため、例えばもっとカフェらしく店先でボードに「おすすめメニュー」のような提案など、今後も多くの方に関心をもってもらえるような様々な仕掛けを考えていきます。

(取材 薬局新聞社)

■グリーンドラック
埼玉県川口市 安行慈林64-8
048-287-1711