『食養生』レシピ

『食養生』レシピ

国際中医薬膳管理師・
管理栄養士・料理研究家
植木もも子先生監修

『食養生』レシピ

スパゲティー

春キャベツとあさりのスパゲティー 春キャベツとあさりのスパゲティー

春は木々が芽吹き、花が咲き、身体も徐々に温められます。 ストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい時期。温・平性の食材、辛・甘・酸味を摂り、肝の機能をよくすることが大切です。

春キャベツとあさりのスパゲティー

※盛り付けはイメージです。

【材料】(2人分)

スパゲティー 200g
春キャベツ 1/4個
あさり(殻付き) 200g
ニンニク 1片
赤唐辛子 1本
白ワイン 50㏄
オリーブ油 大さじ2
バター 大さじ1
塩・胡椒 少々
レモン 少々

【作り方】

  •  春キャベツはザク切り、ニンニクはみじん切り、あさりは良く洗い塩水につけて砂抜きをする。
  •  フライパンにオリーブオイル、ニンニク、種を取り刻んだ赤唐辛子を入れて弱火で焦げないようにゆっくり香りを出す。
  •  ②にあさりと白ワインを加えてふたをしてあさりの口が開くまで蒸し煮にする。
  •  大きめの鍋に湯を沸かし、湯に対して1%の塩を加えてスパゲティーをゆでる。ゆで上がり2分前に①の春キャベツも加えてさっとゆでる。
  •  ③にスパゲティー、春キャベツと適量のゆで汁、バターを加えて炒め、塩とコショウで調味する。
  •  皿に盛り、レモンを回しかける。

●ワンポイントアドバイス

あさり:体の余分な熱を冷まし、ほてりを鎮め、余分な水分の排出を助けます。 血を補い、心神を安定させる作用があるのでイライラや不安感の予防に役立ちます。 また、現代人に不足がちなアミノ酸やマグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラルが豊富です。

キャベツ:特有成分キャベジン(ビタミンU)が胃の粘膜を強化し、傷ついた胃粘膜を修復してくれます。 胃もたれ、ゲップ、胸のつかえ、胃痛などに良いです。 薬膳的には気を補い、気を巡らせるので血の巡りもよくなります。 栄養学的には塩分バランスを調整するカリウム、骨や神経の働き、等の代謝など様々に 働くカルシウム、細胞の新生、増殖に欠かせない葉酸、抗酸化作用のβ―カロテン、ビタミンCも 豊富です。

サイドメニュー