『食養生』レシピ

『食養生』レシピ

国際中医薬膳管理師・
管理栄養士・料理研究家
植木もも子先生監修

『食養生』レシピ

カレー

バター風味夏野菜とチキンカレー バター風味夏野菜とチキンカレー

カレーは暑い国インドの食べ物です。様々なスパイスが入り、香りが良く、刺激的な辛味が食欲を増進させます。カレーに 使用されるスパイスや食材は暑い夏を健康に乗り切るための効能があります。特に胃腸の働きを調えるスパイス、体内に 暑さを貯めないように汗を出す辛味のあるスパイスが配合されています。暑い夏を乗り切るにはおすすめの料理です。

バター風味夏野菜とチキンカレー

【材料】(2人分)

A
鶏もも肉 大1枚 250~300g
小さじ1/2
生姜すりおろし 小さじ1強
にんにくすりおろし 小さじ1強
レモン汁 大さじ1/2
カレー粉 大さじ+1/2
ヨーグルト 1/3カップ
B
トマト水煮缶(小角切り) 1/2缶
玉ねぎ薄切 1/2個
ガランマサラ 大さじ1
オリーブ油 大さじ1
バター 40g
50ml
コンソメ顆粒 小さじ1
具材
かぼちゃ 薄切り4枚
オクラ 2本
ナス 1本
ズッキーニ 8mm暑さの輪切り4枚
赤ピーマン 1/4個
オリーブ油、塩、胡椒

【作り方】

  •  A 鶏もも肉は3センチ大に切り、ボールに入れて塩、生姜、にんにくのすりおろし、レモン汁を加えてよくもみ込み、カレー粉、ヨーグルトを加えて更によく混ぜてラップをして冷蔵庫で2~3時間マリネする。
  •  Bの玉ねぎをオリーブ油で炒めてしんなりしたらガランマサラを加えて炒め、香りが出たらトマトの水煮を加えてトマトを潰すようにしながらよく混ぜ、分量の水、コンソメ顆粒も加える。弱めの中火で10分煮る。(汁が跳ねるので蓋をする) ①の鶏肉をマリネ液ごと 加えて混ぜ、バターを加えて更に20分煮る。味を見て塩、胡椒で味を調える。
  •  ②を煮ている間に具を作る。ナスは縦半分に、赤ピーマンは縦に四等分、オクラは軸を切る。 ナスとズッキーニはボールに入れて塩(分量外)少々を振り、混ぜて置く。水気が出てきたら流水で塩を洗い、軽く水気を絞る。オリーブ油をやや多めに、フライパンにあたためて野菜の水気を拭いて 揚げ焼きにする。全体にきつね色になるまで上下を返して上げる。 油を切る。オクラは揚げてから縦に半分に切る。
  •  器にご飯を盛り、②のカレーを盛り付け、カレーの上に上げ焼きした野菜を彩りよく盛る。

●ワンポイント

カレーはご飯が進みます。ご飯を食べ過ぎる可能性もあるので、大麦を一緒に炊き込んだご飯や胚芽米や発芽玄米など消化を良くした穀類と一諸にいただくと食べ過ぎをある程度予防できます。

●使用されるスパイス、香味野菜について

ガラムマサラ (辛いマサラという意味)

カレーの風味を仕上げるインドのミックススパイスで配合が数種類あります。
特に肉やさかなのカレーに欠かせません。また、チキン料理、サモサにも使用します。
ヨーグルト(ライタ)ともよく合います。
カルダモン・クローブ・二ジェラシード・黒胡椒・ローレル・コリアンダー・クミン・メース・ナツメグなどの多種類のスパイスを配合したものやカルダモン・シナモン・クローブ・にジェラシード・ナツメグ・黒胡椒など

カレー粉

カレー粉とはイギリスで発案されたスパイスミックス。
メーカーにより配合が様々にあります。

生姜

ショウガ科の生姜の根茎。性質は温性で辛味があります。
生姜の中の成分が体内に入るとすぐに体を温めて、発汗を促します。
また、乾燥した生姜、乾姜は体を温める効果がとても高いです。
体調等によって使い分けが大事です。

にんにく

ユリ科の植物の根。性質は温性で辛味があります。
体を温め、内臓の働きを活発にします。
独特の香りの元である硫化アリルはビタミンB1と結合すると吸収が良くなり、
疲労回復、滋養強壮に働くので夏バテ予防に最適な食材です。

サイドメニュー